ライフプランニングはエクセルで簡単にできる!作成方法やコツを徹底解説

2023年02月07日 更新

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「いつかマイホームを購入したい」「子供を良い大学に通わせてやりたい」このような夢や目標をかなえるためには、多くのお金が必要です。しかし今の生活で精一杯で、なかなかお金が貯められないという人も多いのではないでしょうか?

そんな方は、ぜひライフプランニングを行ってみてださい。専門的な知識がなくてもエクセルを使って誰でも簡単にライフプラン表を作成できます。

今回は、エクセルを使ったライフプラン表の作り方や上手に作成するコツについて、分かりやすく解説していきます。

【目次】

  1. ライフプランニングとは

  2. ライフプラン表の作成はテンプレートの活用が便利

  3. ライフプラン表の作成方法

  4. ライフプラン表を作成しやすくするコツ

  5. まとめ


1.ライフプランニングとは

ライフプランニングとは、簡単にいうと生活設計のことです。人生の目標やライフイベント、収入・支出などを時系列別にまとめて数値化したライフプラン表を作成して、今後の生活を設計していきます。

ライフプラン表を作成することで、ライフイベントにおいてどれだけの費用が必要で、そのためにはどのように貯めていけば良いかを考えやすくなります。

2.ライフプラン表の作成はテンプレートの活用が便利

エクセルでライフプラン表を作成するには、テンプレートのダウンロードが便利です。また、エクセルが入ったPCを持っていない場合は、シミュレーションサイトを活用することで、ライフプラン表を作成できます。

テンプレートのダウンロード
ライフプラン表を全て自分で作成すると、時間や手間がかかってしまいます。そこで、あらかじめ他者が作成したテンプレートを利用することで、数字や文字を入力するだけでライフプラン表が完成します。

おすすめのテンプレートは以下の2つです。

日本FP協会
マイクロソフト

テンプレートは上記以外にも、一般の方が作成された物が多数ネット上に公開されています。しかし、入力されている数式が正しくなく、結果がきちんと反映されない可能性があるため、公式のものや比較的信頼性のある組織が作ったテンプレートの方がおすすめです。

特にマイクロソフトのテンプレートは、エクセルを作った企業が作成していることもあり、信頼性が高いです。また、作成できるライフプラン表は1年間と10年間に分かれており、短期的な目標だけでなく長期的な目標も簡単に作成できます。

加えて、シートに支出や収入を入力すると、支出の合計や貯蓄の残高がグラフになって表示されるため、情報を目で確認しやすいです。

シミュレーションサイトの活用

ライフプランのシミュレーションサイトは、自分や家族の年齢や年収、貯蓄の額などを入力することで、将来の収支状況をグラフにして表示してくれます。

例えば、全国銀行協会のシミュレーションサイトでは、「きほんシミュレーション」と「くわしくシミュレーション」に分かれています。

手軽にシミュレーションしたい場合は、「きほんシミュレーション」で行うと良いでしょう。より詳細に作成したい場合は「くわしくシミュレーション」の利用がおすすめです。

ただし、シミュレーションサイトで表示される結果は、サラリーマン向けのものが多いです。そのため、自営業やフリーランスの人はできるだけエクセルのテンプレートを利用してライフプラン表を作成しましょう。

3.ライフプラン表の作成方法

ライフプラン表で入力する項目は、大きく分けて以下の6つです。

  1. 目標の入力
  2. 家族構成の入力
  3. ライフイベントの入力
  4. 支出の入力
  5. 収入の入力
  6. 貯蓄残高の入力

それぞれについて確認していきましょう。

目標・家族構成の入力

まずは、目標や家族構成といった基本的な情報を入力していきます。

特に目標は、目標はこれからの人生を設計するうえでの大事な指標となる大切な項目ですので、良く考えて入力しましょう。

目標は、1年のような短期的な目標と10年のような長期的な目標の両方を定めます。また、「年内に住宅ローンの頭金として200万円貯める」のようにできるだけ数値化して具体的に入力しましょう。

ライフイベントの入力

ライフイベントとは、以下のような人生における大きなイベントのことを指します。

● 結婚・出産
● 子供の進学
● 転勤・引越し
● マイホームの購入
● 老後の生活 など

上記のうち、すでに決まっているものから入力していきましょう。「車を購入したい」のように希望を入力してもかまいません。

支出の入力

次に以下のような、今後の生活において予想される支出を入力していきます。

● 生活費(食費・光熱費・通信費)
● 住居費
● 車両費(ローン・自動車保険料・ガソリン代 など)
● 教育費
● 生命保険料

また、支出を入力する時は、生活費を食費や光熱費、通信費などに細かく分けて入力する方法もあります。食費や光熱費は季節や時期によって変動しやすいため、それぞれを分けて入力することで、わざわざ生活費を計算して入力する手間を省けます。

収入の入力

次に、自分や配偶者の収入を入力していきます。このとき、税引き後の手取り額を入力しましょう。また、児童手当のような補助金は項目を分けて入力します。

貯蓄残高の入力

貯蓄残高は、預貯金だけでなくiDeCoやNISAなどの運用資産も合計して入力します。また、貯蓄残高の入力については初年度のみの入力で問題ありません。

結果の確認

各項目を入力したら結果を確認しましょう。確認した結果、このままでは目標が実現できそうにない場合は、支出などの項目を見直していきます。

支出を削減する場合は、通信費や保険料といった固定費から見直していくのがおすすめです。固定費は一度削減すると、長期間にわたって節約した効果が続くからです。

食費や光熱費などの変動費は、切り詰めすぎると生活が苦しくなるため過度に削らないようにしましょう。

4.ライフプラン表を作成しやすくするコツ

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最後に、ライフプラン表を作成しやすくするコツについて解説していきます。

FPに相談

より精度の高いライフプラン表を作成したい場合は、FP(ファイナンシャルプランナー)のようなお金の専門家の力を借りると良いでしょう。

特に、現状のままでは目標の実現が難しい場合、FPに相談することで、支出の額や貯蓄方法の見直しについて、保険の見直し方など現実的な改善策を提案してくれます。

家計簿アプリを活用する

ライフプラン表で支出の項目を現実的な数字を入力するためには、日頃の生活費や教育費などを把握しておくことが大切です。

日頃の支出を把握するには、家計簿をつけなければなりません。そこで、スマホに家計簿アプリを入れて、銀行口座やクレジットカードを連携することで、簡単に家計簿がつけられて日頃の収支状況を把握できます。

5.まとめ

ライフプラン表は、専門の知識がなくてもエクセルがあれば、誰でも作成可能ですが、自分だけで作るのは時間がかかりそうですね。
FP(ファイナンシャルプランナー)ならみなさまに代わって無料で作成します。
より精度の高いライフプランシミュレーションを作成して、叶えたい夢や欲しい物の購入を実現するために、将来への課題を「見える化」してみてはいかがでしょうか。

この記事の著者

マネーフォワードお金の相談編集部

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