家計管理のコツとは?FPが教える4つのステップ

2020年04月16日 更新

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お金の問題を考える上で、今の自分の家計がどうなっているかを把握していることが大前提です。その家計管理には、主に4つのステップがあります。今回は、その4ステップについて、それぞれ解説いたします。

STEP01 現状の把握

第一に行うのは現状の把握です。具体的には、「毎月の収支」と「何にいくら使っているか」の把握です。これらを把握するには、家計簿をつけることが必要です。

家計簿をつけるのは、難しそうだと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、自分のやりやすいやり方で、手間をかけずに管理するようにすればスムーズです。ノートの左側にレシート貼って、右側にその日に使った明細を記入するくらいでも結構です。毎日それをやるのが難しければ、レシートを種類別に収納袋かボックスなどにまとめていって、月に1回記帳するということでも結構です。アナログなやり方が苦手ならスマホアプリで管理するのもいいでしょう。

STEP02 目標の設定

第二に、各項目の予算を決めます。予算の配分は個々人の生活スタイルとライフステージによって違います。ただし、一定の目安としては日常生活を送るのに必要な資金(食費、水道光熱費、通信費、家賃等)は、毎月の給与から税金や社会保険料を除いた手取り金額の6割を目安にするといいでしょう。他には、貯金を手取り金額の2割、将来の自分への投資を2割と設定するのが理想です。

このうちの貯蓄は、短期の目標、長期の目標の2つを設定するといいでしょう。短期の目標はこれから数年以内に控えるライフイベント費用です。これから結婚をお考えの方であれば、結婚資金になりますし、住宅購入をお考えの方であれば住宅取得の頭金となります。長期の目標はお子さんの教育資金、老後生活資金などが挙げられます。

また、家計管理は節約に頭がいきがちですが、自分への投資も怠らないようにしましょう。企業でいえば、成長していくために設備投資を行いますが、これと同じです。仕事に役立つスキルを学ぶのも投資ですし、趣味に使うお金も適度であれば、生きる活力を与えてくれるものとして自分への投資となります。

長短両方の目標を持つべき理由は、長期の目標だけでは貯蓄のモチベーションが湧きにくいですし、反対に短期だけではライフプラン全体を考えた上での資産設計がしづらいからです。

STEP03 家計の見直し

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第三に行うのは、家計の見直しです。主に見直し方法には以下の3点があります。最初の2点は、節約するというお金の量に着目した視点、最後の1つは、お金の使い方というお金の質に着目した視点です。

なぜ使ったかわからない支出の検証

家計簿をつけてみると、なぜそれにお金を使ったのか理由がよくわからない出費があるかもしれません。それは、本来お金を使う必要のなかった浪費の可能性があります。こういった出費を見つけ、支出を見直し、調整をしてみましょう。

固定費の検証

固定費は毎月ほぼ一定額の金額を払うことになるため、何気なくお金を使いがちであると同時に、削減できれば家計をスリム化しやすいです。

典型的なものとしては、通信費と保険の見直しです。通信費も保険も必要以上のプランを選んでいて、料金が割高になりやすい傾向にあります。通信費であれば、1つ下のランクの通信プランでも差し支えないか、不必要なオプションに加入していないか、大手キャリアを利用している方であれば格安スマホの利用を検討する方法があります。保険であれば、社会保険等の他の保障内容を確認し、保険でも同様の保障が重複していて無駄がないか確認するとよいでしょう。

今使っているお金の質を向上させること

家計の改善は、今使っているお金の量を減らすだけではく、今使っているお金の質を上げる視点も大切です。今使っているお金を、より自分の心身の健康に即した使い方にすれば、得られるものがさらに大きくなります。

例えば服を買うときに、その服のブランドの歴史やポリシーを調べて共感できるものを買うようにすれば、同じ服でも得られる満足感は違うでしょう。また、いつも買っている食材を、より健康志向のものに変えてみると、心身へのプラスの影響があるかもしれません。

STEP04 見直し後の検証

上記3点の見直しをしたら、実際にうまくいったかどうかを検証することも大切です。うまくいったら継続をすればいいですし、うまくいかなかったら他の方法を考えて再度実行します。
このようにしていけば、徐々に自分に合った家計管理方法を確立していくことができます。また、自分のお金の使い方のよいところ、悪いところなど傾向も見えてきて、長い目でお金の問題を考える際の参考にもなります。

まとめ

よく目標設定では、現状の把握、ゴール設定、ギャップを埋める行動の3点を考えますが、家計管理もこれと同じです。最初から完璧に行おうとするのではなく、徐々に改善していくつもりで行うのがポイントです。まずはやってみて、少しずつ自分なりの家計管理方法を確立していきましょう。

この記事の著者

佐藤 彰

AFP認定者

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